2011年6月のアーカイブ

(7)評価情報を上手に活用!

ファンド選択時の有力な情報として、「投信の評価情報」があります。複数の投信評価会社が、星印や特定の記号を用いてファンドの過去の実績についての評価を投資家に提供しています。ただし、評価情報はあくまでも過去の実績についてのもので、将来の成績を予測しているわけではありませんから、使い方には注意が必要になります。

 

一般的に投信の評価は

①分類の基準設定と各ファンドの分類

②リターンとリスクの計測

③リターンとリスクの両面から見た総合ポイントの算出

④ランキング

⑤上位から順番に星印や記号をつける

の手順に沿って行なわれます。最初に行なうのはファンドの分類ですが、これは例えば日本株ファンドと米国株ファンドを同じ土俵で比べても、投資対象自体のリターンの違いが大きいため、ファンド同士の比較がしにくいからです。

 

最終的な評価は、リスクとリターンの両面から見た総合評価となりますので、評価会社は「安定的に良好なリターンをあげてきたファンド」をよいファンドとしていることが多いといえます。その結果、例えば「短期的に素材関連株の値上がりが予測できるので、その上昇を捉えられるファンドを購入したい」というような場合には、評価情報はあまり役立たない可能性が高いといえるでしょう。

 

つまり、投信の評価情報を使う場合には、まず「どのようなファンドを買いたいのか」「どのようなスタンスで投資するのか」が重要となります。漠然と「何でもいいから星印の多いファンドを」といった選び方をすると、自分のニーズと合致しないファンドを選んでしまいかねません。代表的なデータとその読み取り方については、賢い投資信託の選び方(実践編)でお話ししたいと思います。

 

(8)へ続く

618日、投資信託協会と全国地方新聞社連合会が主催する「投信フォーラム2011 in 松江」が開催されました。

 

第1部の講師はキャスターの福島敦子さん、私は第2部の講師で、セミナーには300名以上の方が来られて大盛況でした。

 

私は17日の午後、松江に入りました。泊まるホテルが宍道湖のほとりにあり、宍道湖といえば、夕陽とシジミが有名ということで、ホテルから34km離れた「絶景ポイント」までブラブラ歩いていくことにしました。

 

宍道湖の夕陽とシジミ_1.jpgのサムネール画像

1時間ほどかけて歩いていくと、時刻は6時半、太陽が沈むまでにはまだ30分以上間があるのですが、国道脇にある絶景ポイントはすでに多くの人が集まっており、三脚付きのカメラで夕陽を撮ろうと準備している人が何人もいました。

 

645分ごろには観光バスが何台か到着し、人が次々に降りて来ました。さすがは「絶景ポイント」とつまらないことに感心している間に日没が近づいて来ました。  

 

対岸に人工物が一切見当たらず、おだやかで波のない宍道湖の湖面に太陽の光が金色の帯のような道を作ります。

 

 

その金色の道を横切る水鳥や小舟。

 

 

小泉八雲がこの景色をたいへん好んだというのがわかる気がしました。

 

宍道湖の夕陽とシジミ_2.jpgのサムネール画像

太陽が完全に沈み、辺りも暗くなったので、宍道湖のもう一つの名物であるシジミを食べようと、店を捜してまたブラブラ歩き始めました。

 

特に予約もしておらず、「野生のカン」に頼って裏道に入っていったところ、「呉竹鮨」というお寿司屋さんがありました。カンを信じて店に入ったのですが、品書きも値段も書いてある黒板もなく、ちょっと不安です。ただ、家族連れを含めてお客さんがたくさん入っているので、まあ大丈夫だろうと思って注文をしました。刺身もにぎりもおいしかったのですが、お目当てのシジミ汁、これが絶品でした。

 

身が大きくてプリプリしており、噛むとほんのり甘い味がするのです。「これは東京では食べられないな」と本当に感心しました。

 

出張で地方に行くときの楽しみは、食べ物と温泉そして景色です。今回の松江出張は個人的にも充実した出張でした。

 

(6)コストにも目を配る!

投資信託で運用する場合のコストは税金と手数料ということになりますが、このうち手数料は「販売手数料」と「信託報酬」そして、「解約手数料」の三つに分けられます。また、ファンド内で有価証券を売買するときの「売買委託手数料」も間接的コストといえるでしょう。その他に、一部のファンドでは解約時に「信託財産留保額」を差し引かれるものがあります。

 

まず、「販売手数料」はファンドを購入するときにかかるもので、パンフレットや広告などにも必ず記載されています。株式投信では23%、公社債投信では手数料ゼロのものが多いのですが、最近は株式投信でもノーロードと呼ばれる無手数料のファンドが増えてきています。また、手数料の自由化に伴い、同じファンドでも販売会社によって異なる手数料を設定できるため、オンライン証券で購入すれば無手数料となるようなファンドもお目見えしています。

 

販売手数料とあわせてチェックしておきたいのが「信託報酬」の水準です。信託報酬はそのファンドを保有している間、常にかかってくるものなので、とくに長期保有を考えている場合には重要なチェック・ポイントになります。目論見書などを見ないとわかりにくいことも多いため、ファンドの購入前に必ず確認しておきましょう。購入者が認識しやすい販売手数料はゼロにしておいて、かわりに信託報酬を高めに設定しているというケースも実際に散見されるからです。

 

最後に、ファンド内での「有価証券売買手数料」についてですが、運用会社のコスト低減努力次第ではかなり異なることもありえます。運用報告書を見れば、一口当たりどれくらいの売買手数料がかかったかを確認できますので、チェックしておくとよいでしょう。

 

(7)へ続く

東日本大震災からの復興の道筋がなかなか見えて来ません。被災地の方々は、イライラする気持ちを抑えながら、生活の再建を図ろうとされているはずです。

 

それにしても、今回の内閣不信任案騒動はお粗末な結末を迎えたものです。政権交代が行われ、民主党政権が生まれた時には、日本が良い方向に向かって「チェンジ」することを期待していた人が多かったと思いますが、その期待は裏切られ続け、政治家、いや政治屋によって日本社会はさらに悪い方向へ悪い方向へと向かっている気がしてなりません。

 

中でも、総理大臣が鳩山さん、菅さんと2代続いたことは日本にとって大きな不幸といえるでしょう。国の行方に重大な岐路が訪れている時に、「ペテン師まがい」に簡単にだまされてしまう人と、震災の被災者を人質に取るに等しい衆院解散を自分の盾にしようとする「ペテン師まがい」の人が2代続けて総理大臣になってしまうとは......。

 

「国や企業に頼ってばかりはいられない。自分や家族の将来は自分が守る」と考える方々のお手伝いをするのが私たちFPの仕事ですが、政府には自分で頑張ろうとしている人達の邪魔だけはして欲しくないというのが、今回の騒動を見た私の正直な感想です。