2011年10月のアーカイブ

明日、1025日の夜945から放送されるテレビ東京「マネーの知恵袋」、2回目の出演です。

 

前回は1時間近くかかった収録があまりにも細かくカットされてつなぎ合わされており、個人的には納得できるできばえではなかったのですが、今回はいかに?

 

テーマは「金融商品のメリット・デメリット」についてで、お金を目的別に分けることが何より重要という部分が放送されるのではないかと思っています。

 

また、今週の金曜、28日には、私と石田純一さんとの対談が掲載されている「石田純一、お金のくどき方」という本が日経マネーから出版され、店頭に並ぶ予定です。

 

「運用戦略次の一手~世界同時不安の今、何に目をつけ、どう運用する?」というテーマで、そこそこ面白い内容になっていると思いますので、興味のある方は書店で目を通していただければ幸いです。

ギリシャ問題に端を発した円高とさまざまなマーケットの乱高下は、出口がはっきり見えにくいこともあって、個人の資産運用に暗いかげを落とし続けています。

 

マーケットの状況を考えると、戻り売りを基本スタンスとしてキャッシュ・ポジションを高め、しばらく運用を休んで様子を見るということでもいいのでしょうが、国内の定期預金や個人向け国債の利回りは極めて低い水準が続いており、資金をどこに置いておけばいいのか困ってしまっている方も多いようです。

 

そんな方や為替リスクを抑えた外貨投資を考えている方が、一度は検討してみる価値があると思われる商品に「為替ヘッジ付き高格付け米国社債ファンド」があります。

 

外貨投資で為替リスクを避けるには、為替予約付の外貨預金を利用するなどの方法がありますが、日本より金利の高い通貨について為替ヘッジを行うと金利差分のコストが発生し、円預金で運用するのとほとんど変わらない金利水準になってしまいがちです。

 

しかし、複数の外国債券に投資を行う投資信託のうち、「為替ヘッジあり」タイプのものは、1ヶ月間の為替予約を繰り返し行うのが一般的で、リーマンショック以降、短期金利の金利差がほとんどなくなっている円と米ドルの間などではヘッジコストが極めて低くなっています。

 

一方、長期の金利である債券の利回りには日米間でまだ差がある上に、日本と違って米国には大きな社債市場があり、債券の高格付けの違いが利回りに素直に反映される状況にあるため、シングルA格の格付けの5年債でも4%前後の利回りが得られています。

 

その結果、日米間の債券利回りの差とヘッジコストの低減を活かして好成績を収めている為替ヘッジ付きタイプの投信が出てきています。

 

FRBのバーナンキ議長の発言によれば、米国の短期金利のゼロ金利状態は後2年程続きそうですから、このタイプのファンドはしばらく好成績が続く可能性が高いと考えられます。

 

一度、チェックしてみてはいかがでしょうか。

 

 

 ※本ブログ記事は、2011年10月12日時点の情報を基に作成しています。

 

 金融商品取引法に定める表示

 

日経BP社から刊行予定の石田純一さんのムック本内の企画で、石田純一さんと対談させていただきました。

 

石田さん_3.JPGのサムネール画像のサムネール画像土曜日の午後、恵比寿のおしゃれなカフェでの対談となったのですが、見た目の石田さんはTVで拝見するイメージのままで、ノーソックスにおしゃれな革靴をはいておられました。

 

石田さんは早稲田大学の3年先輩なので、キャンパス内ですれちがっていたかもしれないというところから話は始まり、経済や投資についての話題へと移っていったのですが、商学部ご出身で数字に強いということもあるのか、想像していた以上の経済通で驚かされました。

 

実は、私は対談場所の住所を間違えて、15分ほど遅刻をしてしまったのですが、いやな顔ひとつされず、対談中は私の話を興味深そうに聞いて下さいます。

 

話される語り口からは石田さんの誠実な人柄が感じられ、たいへん楽しい2時間になりました。

 

TVを通しての石田さんのイメージとは全く異なる素顔を拝見することができたような気がします。

 

10月下旬にはムック本が発売されるということですので、書店で見かけたら対談の内容を読んでいただければと思います。