共同通信配信 「経済ウイークリーマネードクター」
2010年3月配信 神戸 孝
東証上場の海外ETF
Q. 東証に上場した海外ETFとは、どんな金融商品ですか。
A. ETF(上場投資信託)は、株価指数などを運用指標とし、基本的には価格がそれに連動するよう設計されている投資信託です。個別株式銘柄と同様、その時々の価格でいつでも売買できるという特徴があります。
今年1月、MSCIコクサイ(日本を除く先進22カ国の株式市場全体の値動きを示す指数)を運用指標とするETFが東証に上場、2月には新興22カ国を投資対象とするETFも上場し、今までよりも手軽に海外株式への投資が行えるようになったといえます。
株価指数などへの連動を目指す投信には、ほかにインデックス投信がありますが、一般的にETFのほうが保有コスト面では優れています。今回の2本の海外ETFは、運用期間中にかかる信託報酬が年0.2625%で、インデックス投信の半分程度です。長期保有する場合には、ETFのほうがローコストといえるでしょう。
海外の証券取引所上場のETFは購入単位が数十万円程度の場合が多いのですが、東証上場のETFは現在1万円前後から購入でき、少額からの投資も可能です。価格や為替の変動リスクを理解した上で資産運用に組み入れるといいでしょう。
A. ETF(上場投資信託)は、株価指数などを運用指標とし、基本的には価格がそれに連動するよう設計されている投資信託です。個別株式銘柄と同様、その時々の価格でいつでも売買できるという特徴があります。
今年1月、MSCIコクサイ(日本を除く先進22カ国の株式市場全体の値動きを示す指数)を運用指標とするETFが東証に上場、2月には新興22カ国を投資対象とするETFも上場し、今までよりも手軽に海外株式への投資が行えるようになったといえます。
株価指数などへの連動を目指す投信には、ほかにインデックス投信がありますが、一般的にETFのほうが保有コスト面では優れています。今回の2本の海外ETFは、運用期間中にかかる信託報酬が年0.2625%で、インデックス投信の半分程度です。長期保有する場合には、ETFのほうがローコストといえるでしょう。
海外の証券取引所上場のETFは購入単位が数十万円程度の場合が多いのですが、東証上場のETFは現在1万円前後から購入でき、少額からの投資も可能です。価格や為替の変動リスクを理解した上で資産運用に組み入れるといいでしょう。