共同通信 『経済ウィークリー』
2014年7月号 神戸孝
株式投資の銘柄どう選ぶ?
A.株式投資には大きく分けて3つの投資スタンスがあります。
数年は保有するつもりの長期投資スタンスならば、その間の企業の成長に伴う株価の上昇による売却益(キャピタルゲイン)を狙うか、保有中の安定的な配当や株主優待を期待するかによって、銘柄選択は異なります。
前者ならば、企業の売上高の伸びや投資効率を示すROE(株主資本利益率)などの数値が高い銘柄を、後者ならば配当利回りの高い銘柄などが対象となるでしょう。
次に、数ヶ月単位の中期投資スタンスで売却益を狙うのであれば、PER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)の数値が同業他社と比べて低めで、割安と考えられる銘柄を選ぶべきでしょう。
もしも、数日以内の短期売買スタンスを考えているならば、値上がり率上位や出来高増加中の銘柄を選ぶのが一般的ですが、初心者向きとはいいにくい投資方法です。
自分の投資スタンスに合った銘柄を抽出する際には、証券会社や投資情報サイト等が無料で提供している「スクリーニング」という機能が便利です。該当する項目の条件を入力して、数十社ほどに絞り込んだ上で、業種の将来性や個別企業の財務状況なども比較検討して、投資する銘柄を決めるといいでしょう。
(FPアソシエイツ アンド コンサルティング 神戸 孝)
数年は保有するつもりの長期投資スタンスならば、その間の企業の成長に伴う株価の上昇による売却益(キャピタルゲイン)を狙うか、保有中の安定的な配当や株主優待を期待するかによって、銘柄選択は異なります。
前者ならば、企業の売上高の伸びや投資効率を示すROE(株主資本利益率)などの数値が高い銘柄を、後者ならば配当利回りの高い銘柄などが対象となるでしょう。
次に、数ヶ月単位の中期投資スタンスで売却益を狙うのであれば、PER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)の数値が同業他社と比べて低めで、割安と考えられる銘柄を選ぶべきでしょう。
もしも、数日以内の短期売買スタンスを考えているならば、値上がり率上位や出来高増加中の銘柄を選ぶのが一般的ですが、初心者向きとはいいにくい投資方法です。
自分の投資スタンスに合った銘柄を抽出する際には、証券会社や投資情報サイト等が無料で提供している「スクリーニング」という機能が便利です。該当する項目の条件を入力して、数十社ほどに絞り込んだ上で、業種の将来性や個別企業の財務状況なども比較検討して、投資する銘柄を決めるといいでしょう。
(FPアソシエイツ アンド コンサルティング 神戸 孝)