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共同通信配信 「経済ウイークリーマネードクター」

2011年6月  福田啓太

東京電力株の購入は?

Q.東京電力の株式が安いので購入を考えていますが、どうでしょうか。

A.中長期的なスタンスで資産形成をお考えの場合には、購入はあまりお勧めできません。
株式投資では、業界トップクラスの企業でも、何らかの問題で一時的に経営状況が悪化すると、株価が大きく下落することがあります。その後、問題解決の目処が立てば、一般的には株価は回復を始めます。振り返ってみると、絶好の買い場だったということもあるわけです。
 しかし、東電の場合、福島の原発事故は、未だ収束の見通しが立たず、最終的にどれだけの損害額を東電が負担しなければならないか明確になっていません。
政府は、東電による賠償金の支払いを支援し、また東電が破綻せずに電力供給システムを回復・維持するために必要な設備投資を賄えるよう財政的な支援を行うと発表しました。しかし、支援策の詳細が固まり、国会での承認を得て実施されるまで、まだしばらく時間がかかりそうですし、内容も紆余曲折するでしょう。
いずれにしても、非常に先行き不透明な中、株価は投機的な思惑で乱高下しています。
株価の動きだけを見て売買益を得ようとする短期投資のスタンスでない人は、取引を控えた方がいいでしょう。
 (FPアソシエイツ アンド コンサルティング 福田啓太)


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