共同通信配信 「経済ウイークリーマネードクター」
2008年12月配信 神戸 孝
外貨預金の注意点
Q. 円高のため外貨預金を考えています。利用上の注意点は?
A. 外貨預金は、海外の通貨建ての預金で、かなり一般的な金融商品になってきました。円預金よりも金利が高い通貨が多いことや、為替差益が期待できることなどが、主なメリットです。
外貨預金は、金融機関によって為替手数料がかなり異なります。例えば米ドル建ての外貨預金では、メガバンクなどの為替手数料は往復(円をドルに換えて預け入れ、解約時に円に戻す)2円が一般的です。仮に1?=100円とすると、2円は1年定期で金利2%分の利息に相当します。
一方、ネット銀行などには往復30〜50銭程度で済む所もあります。またメガバンクでも株主優待として為替手数料の割引を行っているケースがあります。
金利水準も金融機関によって異なりますので、外貨預金を行う際は、事前に手数料や金利を比較検討することが大切といえるでしょう。
外貨預金は、円に戻す際に、預入時よりも円高になっていると、円ベースでは元本割れをするリスクがあります。また預金保護制度の対象外であり、金融機関の破たん時には元本が保証されません。以上のようなリスクをよく理解した上で利用するといいでしょう。
A. 外貨預金は、海外の通貨建ての預金で、かなり一般的な金融商品になってきました。円預金よりも金利が高い通貨が多いことや、為替差益が期待できることなどが、主なメリットです。
外貨預金は、金融機関によって為替手数料がかなり異なります。例えば米ドル建ての外貨預金では、メガバンクなどの為替手数料は往復(円をドルに換えて預け入れ、解約時に円に戻す)2円が一般的です。仮に1?=100円とすると、2円は1年定期で金利2%分の利息に相当します。
一方、ネット銀行などには往復30〜50銭程度で済む所もあります。またメガバンクでも株主優待として為替手数料の割引を行っているケースがあります。
金利水準も金融機関によって異なりますので、外貨預金を行う際は、事前に手数料や金利を比較検討することが大切といえるでしょう。
外貨預金は、円に戻す際に、預入時よりも円高になっていると、円ベースでは元本割れをするリスクがあります。また預金保護制度の対象外であり、金融機関の破たん時には元本が保証されません。以上のようなリスクをよく理解した上で利用するといいでしょう。