共同通信配信 「経済ウイークリーマネードクター」
2008年6月配信 神戸 孝
着実な株式投資法は?
Q. 着実な資産形成につながる株式投資の方法を教えて下さい。
A. 資産形成につながりやすい株式投資のポイントは(1)継続的に利益を生み出し株主資本を増やしてくれそうな企業を見つける(2)その銘柄の株価が本質的な企業価値から見て割安と考えられる水準で買う―の二点です。銘柄選択にはいくつかの投資指標が役立ちます。
(1)は成長株投資と呼ばれる手法です。過去二―三年のEPS(一株当たりの税引き後利益)が百円以上、ROE(株主資本利益率)が10%以上が一つの目安です。企業の将来の成長につながると考えられる「企業の利益水準」と「経営の効率性」に着目して銘柄を選択します。
(2)は割安株投資と呼ばれる手法です。現在ならばPER(株価収益率)が12倍以下などという基準で選びます。PERは、株価がEPSの何倍の値段になっているかを見る指標。倍率が低いほど利益の水準に比べて株価が割安と判断できます。ただし割安かどうかの絶対的な基準はないので、同じ銘柄の過去の平均PERや同業他社との比較を基に判断します。
(1)と(2)の両方の条件を満たす銘柄に投資するのが株式の長期投資の王道といえますが、他にもビジネス自体の将来性などを考慮して選択する場合もあります。
A. 資産形成につながりやすい株式投資のポイントは(1)継続的に利益を生み出し株主資本を増やしてくれそうな企業を見つける(2)その銘柄の株価が本質的な企業価値から見て割安と考えられる水準で買う―の二点です。銘柄選択にはいくつかの投資指標が役立ちます。
(1)は成長株投資と呼ばれる手法です。過去二―三年のEPS(一株当たりの税引き後利益)が百円以上、ROE(株主資本利益率)が10%以上が一つの目安です。企業の将来の成長につながると考えられる「企業の利益水準」と「経営の効率性」に着目して銘柄を選択します。
(2)は割安株投資と呼ばれる手法です。現在ならばPER(株価収益率)が12倍以下などという基準で選びます。PERは、株価がEPSの何倍の値段になっているかを見る指標。倍率が低いほど利益の水準に比べて株価が割安と判断できます。ただし割安かどうかの絶対的な基準はないので、同じ銘柄の過去の平均PERや同業他社との比較を基に判断します。
(1)と(2)の両方の条件を満たす銘柄に投資するのが株式の長期投資の王道といえますが、他にもビジネス自体の将来性などを考慮して選択する場合もあります。