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共同通信配信 「経済ウイークリーマネードクター」

2008年10月配信  福田啓太

物価連動国債

Q. 物価連動国債とはどういう商品ですか。

A. 物価連動国債は、元金の額が消費者物価指数に連動して増減する10年満期の国債です。当初設定された利率は満期まで変わらない固定金利の債券ですが、利子の額は年2回の利払い時の元金額(想定元金額)に応じて変動します。

 例えば、表面利率2%の一般の利付国債を1000万円購入すると、半年後には税引き前10万円(1000万円×2%÷2)の利子が支払われます。これが物価連動国債の場合、半年後の消費者物価指数が購入時より1%上昇していると、元金そのものが1010万円に増え、その想定元金額に対して利子が計算されるので、10万1000円(1010万円×2%÷2)が支払われることになります。10年後の満期償還時にそのときの想定元金額が払い戻される商品です。

 現在は機関投資家だけに販売されており、個人投資家が購入するには投資信託を利用するしかありません。国内だけでなく、海外の物価連動債を投資対象とした投資信託(物価連動国債ファンド)も販売されています。

 物価連動国債ファンドは、物価上昇時には有利ですが、下落時には基準価格が下がり、元本を割り込む可能性があります。基本的には債券投資なので、物価上昇時に金利も上がれば基準価格の上昇を抑える効果が働くなど、商品性をよく理解して投資をする必要があります。


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