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共同通信配信 「経済ウイークリーマネードクター」

2008年5月配信  福田啓太

リート下落 売るべきか?

Q. グローバル・リート・ファンドが昨年から大きく値下がりしています。損をしても売った方がいいでしょうか。

A. リートは、投資家から集めた資金でオフィスビルや住宅などの不動産を複数取得し、そこから得られる賃料収入や売却益などを投資家に分配するファンドです。昨年前半までリートの価格は上昇を続けました。それは不動産の値上がりを期待していた部分が大きかったからといえます。ところが、米サブプライム住宅ローン問題をきっかけに、米国の住宅価格が急落し、不動産を投資対象としているリートの価格も大きく値下がりしました。

結果として、国内外のリートに分散投資するグローバル・リート・ファンドの基準価格も同様に値を下げています。高い基準価格で購入した投資家の中には損失を抱え売却を考える人も少なくないでしょう。しかし、リートに組み入れられている不動産の資産価値が一時に比べ低下したからといって、賃料が同時に減少してしまうわけではありません。基準価格が値下がりすると分配金の利回りが高くなり、より魅力的な投資対象となるため、一定水準で価格が下げ止まる傾向があります。今後サブプライムローン問題解決の方向性がはっきりすれば不動産価格の回復も期待できます。現状での損切りは慎重に考えてほしいです。


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