共同通信配信 「経済ウイークリーマネードクター」
2009年4月配信 福田啓太
投信の売買のタイミング
Q. 投信を持っています。売買のタイミングを教えてください。
A. 投資信託は、投資の専門家であるファンドマネジャーが、投資家から集めた資金で複数の株式や債券などを購入し、必要に応じて銘柄の入れ換えを行ってくれる商品です。そのため、運用が上手な投信であれば、頻繁に売買するのではなく、基本的には長期保有に向いた商品といえます。
しかし、一度購入したらじっと持っていればいいかというと、そうではありません。株式市場や為替市場は大きく変動することがあるので、値動きの異なる複数の投信を保有し、収益のブレを抑えることが重要ですが、その場合、市場の変動などによって組み合わせの比率に片寄りが生じ、本来あるべき資産配分が崩れることがあります。
例えば国内株式型投信に50%、外国債券型投信に50%という資産の組み合わせで運用を始めたとします。運用を続けるうちに、国内株式のマーケットが好調になり、国内株投信の比率が50%を大きく上回ったようなときには、国内株投信の一部を売却し、その代金で比率が低くなっている外債型投信を購入して、元の50%対50%に戻すようにします。この作業は、リバランスと呼ばれ、長期の運用では投資効率を向上させるための有効な方法と考えられています。
A. 投資信託は、投資の専門家であるファンドマネジャーが、投資家から集めた資金で複数の株式や債券などを購入し、必要に応じて銘柄の入れ換えを行ってくれる商品です。そのため、運用が上手な投信であれば、頻繁に売買するのではなく、基本的には長期保有に向いた商品といえます。
しかし、一度購入したらじっと持っていればいいかというと、そうではありません。株式市場や為替市場は大きく変動することがあるので、値動きの異なる複数の投信を保有し、収益のブレを抑えることが重要ですが、その場合、市場の変動などによって組み合わせの比率に片寄りが生じ、本来あるべき資産配分が崩れることがあります。
例えば国内株式型投信に50%、外国債券型投信に50%という資産の組み合わせで運用を始めたとします。運用を続けるうちに、国内株式のマーケットが好調になり、国内株投信の比率が50%を大きく上回ったようなときには、国内株投信の一部を売却し、その代金で比率が低くなっている外債型投信を購入して、元の50%対50%に戻すようにします。この作業は、リバランスと呼ばれ、長期の運用では投資効率を向上させるための有効な方法と考えられています。