共同通信配信 「経済ウイークリーマネードクター」
2010年4月配信 神戸 孝
新型の個人向け国債
Q. 新型の個人向け国債が発行されると聞きましたが?
A. 個人向け国債は、1万円から購入できる債券で、5年満期の固定金利型と10年満期の変動金利型の2種類が、4月、7月、10月、翌1月の年4回発行されています。
今年7月からは、3種類目の個人向け国債として3年満期の固定金利型が発行されることになりました。毎月発行される点が従来の2種類とは大きく異なります。
一般の国債は満期前に換金する場合、時価での売却になるため、経済状況などによっては元本割れが生じる可能性があります。個人向け国債は発行後一定期間が経過すると国が額面金額で買い取ってくれるため、中途換金を行っても元本割れすることがないという安心感があります。
10年変動金利型と新発行の3年固定金利型は、発行から1年経過すると、直近2回分の税引き後利子相当額を支払えばいつでも中途換金を行うことができます。
一方、5年固定金利型は、発行から2年経過するまで換金できず、直近4回分の利子相当額が差し引かれます。
3種類のうち、どのタイプを選ぶべきかは、クーポンレートや投資期間だけでなく、購入後の金利の動向も勘案する必要があるでしょう。
A. 個人向け国債は、1万円から購入できる債券で、5年満期の固定金利型と10年満期の変動金利型の2種類が、4月、7月、10月、翌1月の年4回発行されています。
今年7月からは、3種類目の個人向け国債として3年満期の固定金利型が発行されることになりました。毎月発行される点が従来の2種類とは大きく異なります。
一般の国債は満期前に換金する場合、時価での売却になるため、経済状況などによっては元本割れが生じる可能性があります。個人向け国債は発行後一定期間が経過すると国が額面金額で買い取ってくれるため、中途換金を行っても元本割れすることがないという安心感があります。
10年変動金利型と新発行の3年固定金利型は、発行から1年経過すると、直近2回分の税引き後利子相当額を支払えばいつでも中途換金を行うことができます。
一方、5年固定金利型は、発行から2年経過するまで換金できず、直近4回分の利子相当額が差し引かれます。
3種類のうち、どのタイプを選ぶべきかは、クーポンレートや投資期間だけでなく、購入後の金利の動向も勘案する必要があるでしょう。