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共同通信配信 「経済ウイークリーマネードクター」

2009年5月配信  福田啓太

投信の解約と基準価額

Q. 株式投信を持っています。解約が増えるとさらに基準価額が下がるのではと心配です。

A. 金融危機で多くの投信の基準価額が下がりました。損失の拡大を避けようと投信の解約も増えたようです。ただ解約が増えても、基準価額は下がることはありません。理由を説明します。

 投信は投資家から集めた資金で複数の債券や株式を購入し、投資家は投資した金額に応じて、分配金や値上がり益などの収益を受け取る権利である口数を保有します。

 投資家が解約を申し出ると、解約代金は信託財産(投資家から集めた資金)の中から支払われるため、信託財産はその分小さくなります。しかし、同時に投資家の保有する総口数も解約分だけ少なくなります。

 投信の基準価額は、信託財産から運用手数料を差し引いた金額を口数で割って算出しますが、解約時には、その計算式の分子・分母ともに小さくなるため、基準価額に影響しません。基準価額は投資対象の債券や株式の価格や為替で動きます。

 口数が変わらず、投信に組み入れている債券や株式の価格が下落すると、基準価額は下がります。逆に債券・株式の価格が上昇すれば基準価額も上がります。資産残高が大幅に減少すると運用しにくくなることもあり得ます。残高をチェックしましょう。


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