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共同通信配信 「経済ウイークリーマネードクター」

2009年8月配信  福田啓太

劣後債を勧められたが

Q. 利回りの高い債券ということで劣後債を勧められましたが、どういうものですか。

A. 劣後債は、企業が資金を調達するために発行する債券(社債)の一種です。発行した企業が破綻(はたん)した場合には元利金が払い戻される順位が一般の社債(普通社債)より劣るというデメリットがある分、利率が高く設定されるのが特徴です。

 これまでは主に機関投資家向けに発行されていましたが、昨年の後半以降、資金を調達したい企業と、少しでも金利の高い商品を望む個人投資家のニーズが合い個人向けの発行が増えています。

 劣後債を購入する際には、発行企業の財務・経営状況などから、きちんと債務を弁済する能力があるかを確認することが大切です。

 それには、発行される債券に付される「格付け」が一つの参考になります。格付けとは債務を履行する能力をAAA(トリプルA)を最上位に、AA、A、BBB、BBなどとランク付けするもの。一般にBBB以上の債券は投資適格債と呼ばれますが、劣後債の場合、企業破綻時には投資した資金がほとんど戻らないこともあり得るので、なるべく高格付けのものを選ぶ方がいいでしょう。

 格付けは企業の経営状況等に応じて変動するため、劣後債を保有している期間は注意が必要です。


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