共同通信配信 「経済ウイークリーマネードクター」
2009年5月配信 神戸 孝
CFD取引とは
Q. 最近よく耳にするCFDとはどのような取引ですか。
A. CFDは、売買のたびに現物と代金のやりとりをせずに、買値と売値の差額のみの受け渡しで決済する「差金決済取引」の略称です。国内外の株式や株価指数、債券、コモディティー(商品)などが取引の対象になっています。
FX(外国為替証拠金取引)と同じく、CFDは「売り」から取引を始めることもできるため、株価の下落局面などにおいても、「まず売って、値下がり後に買い戻す」ことで利益を狙えます。もう一つのメリットは、少ない資金で大きな取引が出来ることです。取引業者に証拠金を預け、レバレッジ(てこの原理)を働かせて、その数倍から数百倍の金額に当たる取引を行えます。
それは同時にハイリスクだということを意味します。相場がほんの少し思惑と反対側に動いただけで、大きな損失が発生する可能性があるわけで、損失額が証拠金の額を上回る前に強制的に決済されたり、追加の証拠金が必要になる場合もあるので注意が必要です。
CFDは、ハイリスク・ハイリターンの投機的な取引の一種といえ、失いたくないお金を将来に向けて長期的に運用していきたいというような場合には不向きです。
A. CFDは、売買のたびに現物と代金のやりとりをせずに、買値と売値の差額のみの受け渡しで決済する「差金決済取引」の略称です。国内外の株式や株価指数、債券、コモディティー(商品)などが取引の対象になっています。
FX(外国為替証拠金取引)と同じく、CFDは「売り」から取引を始めることもできるため、株価の下落局面などにおいても、「まず売って、値下がり後に買い戻す」ことで利益を狙えます。もう一つのメリットは、少ない資金で大きな取引が出来ることです。取引業者に証拠金を預け、レバレッジ(てこの原理)を働かせて、その数倍から数百倍の金額に当たる取引を行えます。
それは同時にハイリスクだということを意味します。相場がほんの少し思惑と反対側に動いただけで、大きな損失が発生する可能性があるわけで、損失額が証拠金の額を上回る前に強制的に決済されたり、追加の証拠金が必要になる場合もあるので注意が必要です。
CFDは、ハイリスク・ハイリターンの投機的な取引の一種といえ、失いたくないお金を将来に向けて長期的に運用していきたいというような場合には不向きです。