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共同通信 『経済ウィークリー』

2019年7月号  神戸 孝

預金の金利

Q.定期預金で年利0.3%の3カ月ものと年利0.2%の1年ものではどちらがお得でしょうか。
掲載紙:
7月17日 徳島新聞
7月17日 山口新聞
7月12日 茨城新聞 他

A.定期預金の金利優遇キャンペーンなどでご質問のような表示をよく見かけます。このケースでは、1年間置いておける資金であれば、1年ものの定期預金の方が、受け取る利息は多くなります。
金利は通常、年利(1年単位)で表示されます。1年定期の場合、0.2%の利息が付きますが、3カ月定期の年利0.3%の適用期間は当初の3カ月間だけなので、その4分の1の利息しか得られません(税金は考慮していません)。残りの9カ月間は多くの場合、同じ期間の定期預金の通常の金利が適用され、それが仮に0.01%とすると、(0.3%×1/4)+(0.01%×3/4)で計算される0.0825%が1年間預け入れた場合の利率となります。
一方、半年後に使う可能性もあるような資金の場合、3カ月ものの方がいいでしょう。3カ月定期であれば、一度通常金利の定期預金に継続した後の解約で、0.0775%(0.3%×1/4+0.01%×1/4)の利息が得られますが、1年定期を半年で解約すると、中途解約利率という低い利率が適用されてしまいます。
資金の使用時期やキャンペーン金利の適用条件などによって、どちらが得かは異なりますので注意しましょう。
(FPアソシエイツ アンド コンサルティング神戸 孝) 


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