共同通信 『経済ウィークリー』
2018年8月号 神戸孝
NISAの活用法
Q.つみたてNISAと従来のNISAの活用法の違いは?
掲載紙
8月 5日 東奥日報
8月 6日 高知新聞
8月10日 茨城新聞 他
A.従来型のNISAは、毎年の非課税枠が120万円、非課税期間は5年(ロールオーバーすれば10年間)です。口座の開設先によって異なりますが、投資信託だけでなく、国内外の個別株やETF(上場投資信託)、REIT(不動産投資信託)などへの投資が可能です。積立式の購入もできますが、タイミングを見ながら非課税枠一杯の金額まで、まとめて購入することも可能です。ある程度資金面の余裕のある人が、趣味的に個別株に投資するのにも活用できる制度といえます。
一方、今年からスタートしたつみたてNISAは、毎年の非課税枠が40万円と従来型NISAよりも少額ですが、非課税期間は20年間と長くなっています。投資できるのは、手数料が安い、分配金の支払い頻度が低いなど、国が定めた厳しい条件を満たす投資信託とETFだけに限られています。購入方法は積立方式のみで、少額資金を定期的に積立てることで、長期的に資産を形成していくための制度となっています。まだあまり貯蓄額が大きくない、若い世代に適した制度といえるでしょう。
2つの制度を同時に利用することはできませんが、年単位での変更は可能なので、ご自分のライフステージや資産状況に応じて使い分けるといいでしょう。
(FPアソシエイツ アンド コンサルティング 神戸 孝)
掲載紙
8月 5日 東奥日報
8月 6日 高知新聞
8月10日 茨城新聞 他
A.従来型のNISAは、毎年の非課税枠が120万円、非課税期間は5年(ロールオーバーすれば10年間)です。口座の開設先によって異なりますが、投資信託だけでなく、国内外の個別株やETF(上場投資信託)、REIT(不動産投資信託)などへの投資が可能です。積立式の購入もできますが、タイミングを見ながら非課税枠一杯の金額まで、まとめて購入することも可能です。ある程度資金面の余裕のある人が、趣味的に個別株に投資するのにも活用できる制度といえます。
一方、今年からスタートしたつみたてNISAは、毎年の非課税枠が40万円と従来型NISAよりも少額ですが、非課税期間は20年間と長くなっています。投資できるのは、手数料が安い、分配金の支払い頻度が低いなど、国が定めた厳しい条件を満たす投資信託とETFだけに限られています。購入方法は積立方式のみで、少額資金を定期的に積立てることで、長期的に資産を形成していくための制度となっています。まだあまり貯蓄額が大きくない、若い世代に適した制度といえるでしょう。
2つの制度を同時に利用することはできませんが、年単位での変更は可能なので、ご自分のライフステージや資産状況に応じて使い分けるといいでしょう。
(FPアソシエイツ アンド コンサルティング 神戸 孝)