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共同通信配信 「経済ウイークリーマネードクター」

2010年12月号  福田啓太

外貨投資のリスクは?

Q.外貨投資も必要だといわれますが、為替リスクが心配です。どのように考えたらいいでしょうか。
A.外貨投資に興味はあるけれど為替リスクが心配という人は少なくないようです。というのも、最初に投資対象の候補となる外貨預金、外貨MMF、外貨建て債券などは、安全性が高い分、あまり高い収益は期待できず、為替が大きく円高方向に動くと、せっかくの金利も吹き飛んでしまうのではないかという懸念があるからでしょう。
しかし、投資をする通貨や金融商品によっては、円高に対する抵抗力が比較的強く、中長期的には元本割れを起こしにくいものがあります。例えば、豪ドルは現在1ドル約80円です。この豪ドル建ての債券で、満期までの期間が5年、税引き後の利回りが5%のものを購入すると、5年間で得られる利息は25%になります。為替手数料が往復で2%程度かかるとしても、5年後に為替レートが23%以上円高になっていなければ、つまり、1豪ドルが62円以下になっていなければ、受け取り利息を含めると元本を割り込むことはないわけです。
日本は食糧やエネルギーを輸入に頼っているため、為替水準によってはインフレになりやすい体質といえます。また、国の財政赤字を考えれば、将来的には円安に向かう可能性もあり、円高抵抗力のある商品を上手に利用し、資産の一部を外貨で保有することが日本人としては必要になってくるでしょう。
(FPアソシエイツ アンド コンサルティング 福田啓太)


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