共同通信 『経済ウィークリー』
2017年2月号 神戸孝
投資額の決め方
Q.投資を始めたいと思いますが、投資額はどのように決めればいいでしょうか。
掲載紙:
2月12日 山形新聞
2月17日 中國新聞等
A.投資・運用に向けることができる資金額を検討するには、まず今保有している資金を大きく3つに分けてみましょう。
1つ目は、日々の生活の中で急な出費などに備える資金です。一般的に、ローンの返済額と生活費の合計の半年分程度は用意しておきたいところです。このお金は、普通預金などの現金化がすぐに可能な商品を利用します。
2つ目は、これから数年以内に使う予定が決まっているか、使う可能性が高い資金です。教育費や家のリフォーム代、自動車購入資金などが当たります。この資金は、使うときに金額が少なくなっていると困りますから、安全性が高い商品を利用します。定期預金や安全性の高い債券などが候補となるでしょう。
3つ目が、生活費や使用予定資金を除いた残りの資金です。この部分だけが長期の投資・運用に回すことができる資金と考えましょう。この資金も、いきなり全額投資をせずに、まずは投資・運用に慣れるためにも、少額の資金から数回に分けて投資するべきです。
1つ目と2つ目の資金を分けたら3つ目の資金がないという場合には、今ある資金は投資に回さずに、毎月の収入の中から積立てスタイルで投資を始めるといいでしょう。
(FPアソシエイツ アンド コンサルティング 神戸 孝)
掲載紙:
2月12日 山形新聞
2月17日 中國新聞等
A.投資・運用に向けることができる資金額を検討するには、まず今保有している資金を大きく3つに分けてみましょう。
1つ目は、日々の生活の中で急な出費などに備える資金です。一般的に、ローンの返済額と生活費の合計の半年分程度は用意しておきたいところです。このお金は、普通預金などの現金化がすぐに可能な商品を利用します。
2つ目は、これから数年以内に使う予定が決まっているか、使う可能性が高い資金です。教育費や家のリフォーム代、自動車購入資金などが当たります。この資金は、使うときに金額が少なくなっていると困りますから、安全性が高い商品を利用します。定期預金や安全性の高い債券などが候補となるでしょう。
3つ目が、生活費や使用予定資金を除いた残りの資金です。この部分だけが長期の投資・運用に回すことができる資金と考えましょう。この資金も、いきなり全額投資をせずに、まずは投資・運用に慣れるためにも、少額の資金から数回に分けて投資するべきです。
1つ目と2つ目の資金を分けたら3つ目の資金がないという場合には、今ある資金は投資に回さずに、毎月の収入の中から積立てスタイルで投資を始めるといいでしょう。
(FPアソシエイツ アンド コンサルティング 神戸 孝)