共同通信 『経済ウィークリー』
2020年4月号 本橋 竜一
不動産への投資
Q.不動産への投資を検討しています。どのような方法がありますか?
掲載誌
2020年4月17日 伊勢新聞
2020年5月 1日 茨城新聞
2020年5月11日 長崎新聞 他
A. 不動産での資産運用といってもさまざまな形態があります。例えば賃貸住宅や店舗等、実際の賃貸物件へ投資を行う収益不動産への投資や、上場されている金融商品を通じて実質的な不動産の収益を期待する不動産投資信託(REIT)への投資があります。
不動産は昨今の低金利状況において、人気がある投資対象ではありますが、メリット・デメリットを踏まえて考える必要があります。前者は収益物件という実物不動産への投資であるため、入居者がいれば継続的に家賃収入が得られる一方、多額の投資資金が必要です。一部をローンで賄うこともできますが、入居者管理・ローン返済や税金負担等、あくまでも不動産「経営」と考えることが大切です。
REITは、オフィスビル・住宅・物流施設やホテル等、さまざまなタイプがあり、複数物件に分散されています。投資単位も数万円から数十万円と小口から投資が可能であり、証券取引所に上場されているため、いつでも売買が可能です。
一方、主な投資家層は地銀・信金等の金融機関や外国人などの機関投資家が多いため、こうした投資家の経営環境や売買動向に大きく左右される「金融商品」としての側面も忘れてはなりません。(資産運用アドバイザー 本橋 竜一)
掲載誌
2020年4月17日 伊勢新聞
2020年5月 1日 茨城新聞
2020年5月11日 長崎新聞 他
A. 不動産での資産運用といってもさまざまな形態があります。例えば賃貸住宅や店舗等、実際の賃貸物件へ投資を行う収益不動産への投資や、上場されている金融商品を通じて実質的な不動産の収益を期待する不動産投資信託(REIT)への投資があります。
不動産は昨今の低金利状況において、人気がある投資対象ではありますが、メリット・デメリットを踏まえて考える必要があります。前者は収益物件という実物不動産への投資であるため、入居者がいれば継続的に家賃収入が得られる一方、多額の投資資金が必要です。一部をローンで賄うこともできますが、入居者管理・ローン返済や税金負担等、あくまでも不動産「経営」と考えることが大切です。
REITは、オフィスビル・住宅・物流施設やホテル等、さまざまなタイプがあり、複数物件に分散されています。投資単位も数万円から数十万円と小口から投資が可能であり、証券取引所に上場されているため、いつでも売買が可能です。
一方、主な投資家層は地銀・信金等の金融機関や外国人などの機関投資家が多いため、こうした投資家の経営環境や売買動向に大きく左右される「金融商品」としての側面も忘れてはなりません。(資産運用アドバイザー 本橋 竜一)