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共同通信 『経済ウィークリー』

2021年5月号  本橋竜一

童話「3匹のクマ」で考えるマーケット

Q.急変動する市場動向を理解しやすい例え話はありますか?

A. 英国の童話に「3びきのクマ」というお話があります。森で迷子になってしまった少女(名はゴルディロックス)は小さな家を見つけます。誰もいないので中に入ってみると、テーブルには熱すぎるスープ、冷たすぎるスープ、ちょうどよいスープがあり、お腹がすいていたので、ちょうどよいスープを全部飲んでしまいました。疲れた少女の前には大きい、大き過ぎる、ちょうどよい3種類のサイズの椅子。ちょうどよい椅子に座ると壊れてしまいます。そして眠たくなってしまった少女が寝室に行くと、今度はベッドが3つ。1つは硬すぎ、2つ目は軟らかすぎ、最後のベッドはちょうどよいので、少女は寝てしまいました。そこへクマの一家が帰って来てしまい、ビックリして跳び起きた少女は大慌てでクマの家から逃げ出すのです。この話が経済事象への教訓を示唆しています。景気が過熱でもなく不況でもなく、ちょうどよい加減の状態を「適温経済」といいます。皆が安心だと油断してリスクを取っている(スープは完食、椅子を壊し、ベッドでリラックスしている)ところへ、マーケットの急落が訪れて肝を冷やす(怖いクマさんが突如帰って来て大目玉!)というわけです。
程よい塩梅(あんばい)をエンジョイする少女の名にちなんで適温経済はゴルディロックス経済とも呼ばれます。この言葉を聞くころは、そろそろ退散準備のサインかもしれません。(資産運用アドバイザー 本橋竜一)

【掲載新聞名】
2021年3月19日
伊勢新聞

2021年3月21日
東奥日報

2021年3月30日
大分合同新聞他


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