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共同通信 『経済ウィークリー』

2013年5月1日  福田 啓太

一時払い終身保険の注意点

Q.定期預金が満期になり、一時払終身保険を薦められましたが、どうしたらいいでしょうか。
A.一時払終身保険は、基本的には死亡のリスクに備える保険商品ですが、商品によって、またその使い方によっては、まとまった資金の運用先のひとつとして考えられ、銀行等で勧められるケースも少なくないようです。 
A。契約に際しては、商品性をよく理解することが大切です。
まず、預金との利回りの違いが比較されますが、保険商品の利回り計算は、定期預金のように単純ではありません。例えば、保険商品で使われる「予定利率」は、「預金金利」のように払い込んだ保険料がその利率で増えていくというものではありません。保険会社の経費や死亡保障にかかる費用などを差し引いた残りが積立に回るため、実質的な利回りを確認する必要があります。
また、解約時の取扱いも異なります。定期預金は満期前に解約した場合、当初の利率は引き下げられますが、元本割れを起こすことはありません。一方、保険商品は商品によって、当初数年間は、解約すると戻ってくるお金(返戻金)が払込保険料を下回ることがあります。さらに、解約時の世の中の金利情勢によって、返戻金が減額され元本割れする商品等もあります。
金融商品として活用する場合には、複数の商品を比較し、解約時の条件等が希望に沿ったものを選ぶといいでしょう。
(FPアソシエイツ アンド コンサルティング 福田 啓太)


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