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共同通信 『経済ウィークリー』

2011年10月  神戸孝

ETNとETFの違いは?

Q. 東証に上場されたETNという商品はETFとどう違うのでしょうか。

A. ETNとは、償還時の価格が特定の指標に連動することを保証する債券で、現在10銘柄が東証に上場しています。英語名の頭文字をとってETNと呼ばれることが多く、ETFと同様に株式市場で指値や成行注文で売買ができます。
価格が株価指数や商品価格などに基本的に連動する点もETFと同様ですが、ETNは債券であり、その発行体の金融機関が特定の指標に償還価額が連動することを保証しているだけで、価格の裏付けとなる資産は保有していないという点がETFとは異なります。
実際の売買は時価で行われますが、現物資産を持つETFでは、運用の結果によって基準価額と対象指標との間にズレが生じる場合があるのに対して、ETNの償還時の価格は運用にかかる手数料以外にズレは発生しないということになります。
また、外国人に対する投資規制がある新興国の株式や希少資源など、現物資産の保有が困難な投資対象でも設定が可能というメリットがあります。
ただし、現物資産を保有しないデメリットとして、発行体の金融機関の倒産や財務状況の悪化などを理由に投資指標の値動きとは関係なくETNの価格が下落し、場合によっては無価値になることもありえる点には十分な注意が必要です。
(FPアソシエイツ アンド コンサルティング 神戸 孝)


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