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共同通信 『経済ウィークリー』

2012年2月号  福田啓太

預託取引の注意点は?

Q.肉牛などに直接投資するのは資産運用として今後も考えられるのでしょうか。
A.特定の商品に投資をし、その商品の運用、管理、保管は業者が行い、生産物や配当金などを出資者に還元する取引を預託取引といい、家畜もその対象となります。
 預託取引の代表的な例に、和牛オーナー制度で知られる安愚楽牧場があります。出資金で繁殖母牛を購入し、生まれた子牛の売却代金で出資者に比較的高い配当をするというもので、会員数は7万人を超えていました。
しかし、経営が行きづまり、昨年4330億円の負債を抱えて倒産しました。配当だけでなく、出資金もほとんど戻ってこないことが予想されます。老後資金を出資した人も少なくなく、1億円以上出資していた人も100人を越えるなど、戦後最大級の被害総額となる模様です。
 預託取引を規定する「特定商品等の預託等取引契約に関する法律」では、必ずしも担保が必要とされておらず、出資金が全く保証されないケースもありえるので注意が必要です。
 ただし、オーナー制度の中には、東日本大震災で被害を受けた牡蠣の養殖事業を応援するためのものや、自然保護を目的としたものなどもあります。運営の理念を確認した上で、寄付として考えるなど、余裕資金で行う方がいいでしょう。
(FPアソシエイツ アンド コンサルティング 福田啓太)


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