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共同通信 『経済ウィークリー』

2013年1月16日  福田 啓太

今度の為替動向は?

Q 円安が進んでいるようですが、これから為替はどうなるのでしょうか。

A 為替レートに影響を及ぼす基礎的な要因には、各国の経済成長率、インフレ率、金利差、国際収支等があります。
経済成長率が高い国には、海外から投資資金が流入するため、その国の通貨が買われ、通貨高となります。
また、インフレ率が高い国は、お金の価値が下がるため、長期的には通貨安となります。 
金利の高い国の国債にはお金が集まるので通貨高の要因になりますが、同時にインフレ率も考慮しなければなりません。
さらに、海外とのお金のやり取りにおいては、外国への支払いまたは投資は「円売り外貨買い」、受取りは外貨なので「外貨売り円買い」となります。したがって、前者が後者を上回ったら円安、その逆は円高となります。
日本は景気が低迷し、デフレが続いているため、物の価値は下がり、逆にお金の価値は高まっています。国際収支においてもこれまでは恒常的に黒字の状態だったので円高が進行しました。
しかし、最近では輸入が輸出を上回ることが多く、黒字幅は縮小する傾向にあります。また財政赤字の拡大は国の評価を下げる方向に働きます。これらは円安要因といえます。
新政権が誕生し、今後の日本経済の舵取りをどう行っていくのか、為替動向の予測には、様々な要因を複眼的に見ていくことが必要です。
(FPアソシエイツ アンド コンサルティング 福田 啓太)


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