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共同通信 『経済ウィークリー』

2011年10月  福田啓太

恐怖指数とは何ですか?

Q.市場の混乱時に上昇する指数に連動する投信があると聞きましたが、どういうものですか。

A.指数連動型投信は一般に株式市場や債券市場が上昇すると基準価額も上昇し、下落すれば同様に基準価額も下落するというものがほとんどです。
しかし、大阪証券取引所には、米国の株式市場の動きと概ね逆の値動きをする「VIX短期先物指数」というETF(上場投信)があります。
これは、米国の株価指数であるS&P500の予想変動率を反映した「VIX指数」の短期先物指数に連動するように運用するETFです。
S&P500の変動率が大きくなると予想されるときにはVIX指数は上昇し、同様にVIX短期先物指数も上昇する傾向があります。 
これまでアメリカ同時多発テロやリーマン・ショックなどの相場変動時にVIX指数は急上昇しており、投資家の心理を反映するものとして「恐怖指数」とも呼ばれています。この特徴から、保有している株式などのリスクヘッジとしての活用が考えられます。
ただし、このETFは短期の先物取引を繰り返し行うため、市場安定時には取引コストが収益を圧迫し、運用実績は低下してしまいます。
市場の変動率が高まることが予想されるときに購入し、落ち着きを取り戻したら売却するといった短期の取引が適した商品といえるでしょう。
(FPアソシエイツ アンド コンサルティング 福田啓太)


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