共同通信 『経済ウィークリー』
2016年10月 神戸孝
不妊治療保険の発売開始
Q.不妊治療をカバーする保険ができたと聞きましたが、保障内容は?
掲載紙
10月14日 伊勢新聞
10月16日 東奥新聞
10月21日 茨城新聞
A.少子化対策の一環として、金融庁は今年4月から民間の不妊治療保険の販売を解禁しました。 不妊治療の中でも、公的医療保険が適用されない体外受精や顕微授精などの「特定不妊治療」を受けると、1回あたりの患者負担が30万〜40万円程度と高額になります。
販売解禁を受け、10月2日にこの特定不妊治療を保障する保険の第1号として、被保険者が所定の特定不妊治療を受けた場合、1回〜6回目までは1回につき5万円、7回〜12回目までは同10万円が、最大12回まで支給されるものが発売されました。加入できるのは、16歳〜40歳(最長保険期間50歳)の女性で、不妊治療の保障以外にも出産給付金や3大疾病、死亡時などの保障が得られます。保険料は加入者の年齢によって異なりますが、月額1万円前後に設定されています。掛け捨てタイプではなく、支払う保険料の総額よりもやや低めの満期一時金が用意されていますが、出産給付金や特定不妊治療の給付金を受けた場合には、その分の金額が差し引かれる仕組みになっています。
不妊に関する検査や治療を受ける夫婦の割合は増加傾向にあり、公的助成制度を補完する存在として、今後も不妊治療保険の開発、発売が予想されています。
(FPアソシエイツ アンド コンサルティング 神戸 孝)
掲載紙
10月14日 伊勢新聞
10月16日 東奥新聞
10月21日 茨城新聞
A.少子化対策の一環として、金融庁は今年4月から民間の不妊治療保険の販売を解禁しました。 不妊治療の中でも、公的医療保険が適用されない体外受精や顕微授精などの「特定不妊治療」を受けると、1回あたりの患者負担が30万〜40万円程度と高額になります。
販売解禁を受け、10月2日にこの特定不妊治療を保障する保険の第1号として、被保険者が所定の特定不妊治療を受けた場合、1回〜6回目までは1回につき5万円、7回〜12回目までは同10万円が、最大12回まで支給されるものが発売されました。加入できるのは、16歳〜40歳(最長保険期間50歳)の女性で、不妊治療の保障以外にも出産給付金や3大疾病、死亡時などの保障が得られます。保険料は加入者の年齢によって異なりますが、月額1万円前後に設定されています。掛け捨てタイプではなく、支払う保険料の総額よりもやや低めの満期一時金が用意されていますが、出産給付金や特定不妊治療の給付金を受けた場合には、その分の金額が差し引かれる仕組みになっています。
不妊に関する検査や治療を受ける夫婦の割合は増加傾向にあり、公的助成制度を補完する存在として、今後も不妊治療保険の開発、発売が予想されています。
(FPアソシエイツ アンド コンサルティング 神戸 孝)