共同通信 『経済ウィークリー』
2021年4月号 本橋竜一
投資目的の再確認を
Q.資産運用に関する情報が溢れていて、何が重要でどうすれば良いか判断がつかないのですが。
A. 最近は、誰もが自由に会員制交流サイト(SNS)や動画投稿サイトを通じて、投資に関する情報収集が可能になりました。資産運用のセミナーも、実際に会場に足を運ばず、スマートフォンやパソコンを通じた「ウェビナー」がすっかり定着しています。
さらに証券会社やフィンテック(金融技術)企業といったサービス提供側の金融事業者も、アクセスが容易で、使い勝手の良い取引ツールやアプリの開発競争にしのぎを削っています。
このように、資産運用が誰にでも身近なものとなり、初めの一歩の選択肢がたくさん存在することは、投資家にとって歓迎すべき環境です。
しかし、スマホを片手に気軽に投資デビューを果たしても、自分の資産額が増えたり減ったりすると、「気掛かりで仕方がない」と感じたり、想定外の損失で「もうこりごり」と思ったりする方々もいます。
そもそも投資や資産運用は、将来、成し遂げたいご自身のゴールがあってその達成に必要とされる資産を殖やす手段に過ぎないのです。
目新しい投資情報や日々進化する手軽な取引ツールの活用といった「やり方」ではなく、そもそも何のための資産運用なのか?という「一丁目一番地」としての「目的」や「あり方」の再点検にフォーカスしてみてはいかがでしょうか。(資産運用アドバイザー 本橋竜一)
【掲載新聞名】
2021年4月23日
下野新聞
2021年4月26日
山口新聞
2021年4月30日
山陰中央新報他
A. 最近は、誰もが自由に会員制交流サイト(SNS)や動画投稿サイトを通じて、投資に関する情報収集が可能になりました。資産運用のセミナーも、実際に会場に足を運ばず、スマートフォンやパソコンを通じた「ウェビナー」がすっかり定着しています。
さらに証券会社やフィンテック(金融技術)企業といったサービス提供側の金融事業者も、アクセスが容易で、使い勝手の良い取引ツールやアプリの開発競争にしのぎを削っています。
このように、資産運用が誰にでも身近なものとなり、初めの一歩の選択肢がたくさん存在することは、投資家にとって歓迎すべき環境です。
しかし、スマホを片手に気軽に投資デビューを果たしても、自分の資産額が増えたり減ったりすると、「気掛かりで仕方がない」と感じたり、想定外の損失で「もうこりごり」と思ったりする方々もいます。
そもそも投資や資産運用は、将来、成し遂げたいご自身のゴールがあってその達成に必要とされる資産を殖やす手段に過ぎないのです。
目新しい投資情報や日々進化する手軽な取引ツールの活用といった「やり方」ではなく、そもそも何のための資産運用なのか?という「一丁目一番地」としての「目的」や「あり方」の再点検にフォーカスしてみてはいかがでしょうか。(資産運用アドバイザー 本橋竜一)
【掲載新聞名】
2021年4月23日
下野新聞
2021年4月26日
山口新聞
2021年4月30日
山陰中央新報他