共同通信 『経済ウィークリー』
2015年6月号 神戸孝
ジュニアNISAって?
Q.NISAの子供版ができると聞きましたが、どのような制度ですか。
掲載紙
2015年6月21日 新潟日報
2015年6月24日 埼玉新聞
2015年7月 6日 西日本新聞(夕刊)
A.2016年1月から、未成年者(0歳〜19歳)を対象としたジュニアNISAがスタートします。
非課税期間は最長5年、対象商品が上場株式・株式投資信託などという点は既にスタートしている成人向けNISAと同様ですが、いくつか異なる点もあります。
ジュニアNISAは年に80万円が投資上限金額で、成人向けNISAと異なり、一度口座を開設すると金融機関の変更ができません。各社によって異なる取扱い商品や手数料の水準についての事前確認が、より重要になるでしょう。また、購入した商品の売却はいつでも可能ですが、売却代金は「課税未成年者口座」で管理され、原則18歳まで引出せません。途中で引出す場合には、利益が出ていれば課税されることになります。
口座開設の手続きは来年1月から始まります。手続きでは、従来の住民票の提出に代わり、マイナンバー(社会保障・税番号)を登録することになっています。また、実際の商品購入は来年4月から可能となる予定です。
父母や祖父母からの贈与と組み合わせて利用するケースが多くなると予想されますが、運用は原則として親権者等が未成年者を代理して行います。20歳以降は成人向けNISAに引き継ぐことが可能です。
(FPアソシエイツ アンド コンサルティング 神戸 孝)
掲載紙
2015年6月21日 新潟日報
2015年6月24日 埼玉新聞
2015年7月 6日 西日本新聞(夕刊)
A.2016年1月から、未成年者(0歳〜19歳)を対象としたジュニアNISAがスタートします。
非課税期間は最長5年、対象商品が上場株式・株式投資信託などという点は既にスタートしている成人向けNISAと同様ですが、いくつか異なる点もあります。
ジュニアNISAは年に80万円が投資上限金額で、成人向けNISAと異なり、一度口座を開設すると金融機関の変更ができません。各社によって異なる取扱い商品や手数料の水準についての事前確認が、より重要になるでしょう。また、購入した商品の売却はいつでも可能ですが、売却代金は「課税未成年者口座」で管理され、原則18歳まで引出せません。途中で引出す場合には、利益が出ていれば課税されることになります。
口座開設の手続きは来年1月から始まります。手続きでは、従来の住民票の提出に代わり、マイナンバー(社会保障・税番号)を登録することになっています。また、実際の商品購入は来年4月から可能となる予定です。
父母や祖父母からの贈与と組み合わせて利用するケースが多くなると予想されますが、運用は原則として親権者等が未成年者を代理して行います。20歳以降は成人向けNISAに引き継ぐことが可能です。
(FPアソシエイツ アンド コンサルティング 神戸 孝)