共同通信 『経済ウィークリー』
2012年10月31日 福田 啓太
投資信託を小額で購入
Q 少額でも投資信託を購入できると聞きましたが。
A 投資信託を少額で購入する方法に、積立購入があります。
通常の購入では、一銘柄あたりの購入単位が1万円程度に設定されているものがほとんどですが、毎月一定の金額を積立購入する場合のみ、購入単位を1万円以下に抑える証券会社が増えています。購入単位は競って引き下げられ、今年に入り1銘柄500円から購入できるネット証券なども出てきています。これであれば、国内株式や外国債券といった異なる資産グループごとに1銘柄ずつ投資したとしても、数千円で国際分散投資が可能になります。
積立購入は、特に値動きのある商品に投資をする際、価格が高いときに大量に購入してしまうリスクを避け、購入価格を平準化させる効果が期待できます。運用資金が十分ではない若い世代の長期的な資産形成には有効な購入方法といえるでしょう。
また、積立購入の手数料は、通常の購入手数料より高めに設定される傾向がありましたが、最近では手数料率を引き下げたり、ノーロード(購入手数料が無料)の投信を多数用意する証券会社などもあり、さらに購入しやすくなっています。
証券会社によって、購入単位や手数料率などが異なるため、事前にサービス内容を比較検討するといいでしょう。
(FPアソシエイツ アンド コンサルティング 福田啓太)
A 投資信託を少額で購入する方法に、積立購入があります。
通常の購入では、一銘柄あたりの購入単位が1万円程度に設定されているものがほとんどですが、毎月一定の金額を積立購入する場合のみ、購入単位を1万円以下に抑える証券会社が増えています。購入単位は競って引き下げられ、今年に入り1銘柄500円から購入できるネット証券なども出てきています。これであれば、国内株式や外国債券といった異なる資産グループごとに1銘柄ずつ投資したとしても、数千円で国際分散投資が可能になります。
積立購入は、特に値動きのある商品に投資をする際、価格が高いときに大量に購入してしまうリスクを避け、購入価格を平準化させる効果が期待できます。運用資金が十分ではない若い世代の長期的な資産形成には有効な購入方法といえるでしょう。
また、積立購入の手数料は、通常の購入手数料より高めに設定される傾向がありましたが、最近では手数料率を引き下げたり、ノーロード(購入手数料が無料)の投信を多数用意する証券会社などもあり、さらに購入しやすくなっています。
証券会社によって、購入単位や手数料率などが異なるため、事前にサービス内容を比較検討するといいでしょう。
(FPアソシエイツ アンド コンサルティング 福田啓太)