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共同通信 『経済ウィークリー』

2012年8月  神戸 孝

インバース型ETFとは?

Q.日本株が値下がりしたとき、値上がりするETFがあると聞いたのですが。

A.本年4月、日本の株価指数と逆の値動きをするように運用されるETFが2本登場しました。1本は「TOPIXベア上場投信」で、「東証インバース指数」への連動を目指します。インバースとは「逆」の意味で、TOPIX(配当含まず)の日々の変動率に対して、マイナス1倍の動きをします。
もう1本は大阪証券取引所上場の「日経平均インバース指数ETF」で、日々の変動率が日経平均株価のマイナス1倍になるよう運用されます。
これらはインバース型ETFと呼ばれ、株価指数先物の売り建てを活用していますが、注意しておきたいのは、2営業日以上離れた期間で比べると、値動きの変動率が必ずしもマイナス1倍にはならないことです。
例えば、株価指数が2日間連続で10%下落すると0.9×0.9=0.81で「−19%」。一方、逆の動きをする指数は1.1×1.1=1.21で「+21%」となります。特に指数が上下を繰り返すような場合には、かい離が大きくなりがちです。基本的には、短期間の市場の値動きをとらえたい場合や、個別株を多く保有している時、急激な値下がりに備えるために活用する商品といえるでしょう。
また、他のETFと同様に、市場価格は必ずしも基準価額と同一にならない、売買高が小さいと市場価格がつかない日もある、などの点には注意が必要です。
(FPアソシエイツ アンド コンサルティング 神戸 孝)



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