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共同通信 『経済ウィークリー』

2014年8月号  神戸孝

株価の刻み幅の縮小

A.呼値は株式などを売り買いする際に提示される希望価格のことで、価格が高くなるにつれ、呼値の単位(刻み)も大きくなります。
例えば、株価が3千円以下であれば1円刻み、3千円超〜5千円以下であれば5円刻み、5千円超〜1万円以下の場合は10円刻みとなっています。仮に株価が8千円とすると、呼値は8,010円、8,020円と10円刻みとなり、8,002円といった値段では売買できません。
海外の市場と比べて、日本の市場は刻みの幅が大きいといわれていたこともあって、投資家の利便性を向上させることを目的に東京証券取引所は今年1月、時価総額や売買高が大きいと考えられるTOPIX100指数の構成銘柄についてのみ、株価が1万円以下の場合すべて1円刻みに、それ以上の場合は呼値の刻みをそれまでの半分から10分の1に引下げました。
さらに、7月からは100銘柄のうち、株価が千円以下のものは0.1円刻み、千円超〜5千円以下なら0.5円刻みと、1円以下の単位まで引下げたため、対象銘柄の株価には小数点以下1桁の値段が登場することになりました。
低位株を中心に値動きがこれまでよりも小さくなる可能性が高いだろうと予想されていますが、東証は実際の状況を見ながら、対象銘柄の範囲の変更を検討する予定です。
(FPアソシエイツ アンド コンサルティング 神戸 孝)


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