共同通信 『経済ウィークリー』
2012年5月 神戸 孝
フラット35「S」の特徴は
Q. 住宅ローンのフラット35に「S」が付いているタイプがありますが、何が違うのですか?
A. フラット35は住宅金融支援機構と民間金融機関が提携して提供する固定金利型の住宅ローンで、特に優良住宅を取得する場合は、借入金利が一定期間引下げられるフラット35Sを利用することができます。
省エネルギー性に優れた住宅取得に適用されるSエコ(金利A、Bプラン)、耐震性やバリアフリー性などに優れた住宅取得に適用されるSベーシック(金利A、Bプラン)の4タイプに分かれており、それぞれ金利の優遇期間や引下げ幅等が異なります。
例えば、Sエコの金利Aプランは当初5年間年0.7%(東日本大震災の被災地は年1.0%)の引下げ、以降20年目まで年0.3%の引下げとなっています。
ただし、フラット35Sは新築住宅の建設・購入、中古住宅の購入に適用され、借り換えには利用できません。また物件が一定の技術基準を満たすことを証明する適合証明書の取得が必要です。
なお、フラット35Sには受付終了日が設定されていますが、予算金額に達する見込みになった場合は前倒しで打ち切られる可能性があること、金融機関によって元々の適用金利が異なること、本年11月からSエコの金利優遇幅の縮小などが行われること、などに留意して下さい。
(FPアソシエイツ アンド コンサルティング 神戸 孝)
A. フラット35は住宅金融支援機構と民間金融機関が提携して提供する固定金利型の住宅ローンで、特に優良住宅を取得する場合は、借入金利が一定期間引下げられるフラット35Sを利用することができます。
省エネルギー性に優れた住宅取得に適用されるSエコ(金利A、Bプラン)、耐震性やバリアフリー性などに優れた住宅取得に適用されるSベーシック(金利A、Bプラン)の4タイプに分かれており、それぞれ金利の優遇期間や引下げ幅等が異なります。
例えば、Sエコの金利Aプランは当初5年間年0.7%(東日本大震災の被災地は年1.0%)の引下げ、以降20年目まで年0.3%の引下げとなっています。
ただし、フラット35Sは新築住宅の建設・購入、中古住宅の購入に適用され、借り換えには利用できません。また物件が一定の技術基準を満たすことを証明する適合証明書の取得が必要です。
なお、フラット35Sには受付終了日が設定されていますが、予算金額に達する見込みになった場合は前倒しで打ち切られる可能性があること、金融機関によって元々の適用金利が異なること、本年11月からSエコの金利優遇幅の縮小などが行われること、などに留意して下さい。
(FPアソシエイツ アンド コンサルティング 神戸 孝)