共同通信 『経済ウィークリー』
2021年3月号 本橋竜一
「干支とマーケット」
Q.十二支とマーケットにまつわる話を、よく耳にするのですが。
A.2021年の干支は丑(うし)ですね。1月1日の朝に神様の元に1番から12番目までに来た者を、1年交代で動物の大将とする「十二支の由来」の昔話は有名です。
新年の初の出とともに、真っ先に現れたのは牛だったのですが、その背中に乗っていたネズミが「新年おめでとうございまチュー」と神様にあいさつをして一番乗りとなり、二番目の牛は「モウ!」と悔しがったとされています。
自らの歩みが遅いことを重々自覚していた牛は、事前に綿密な計画を立て、他のどの動物よりも早めの前日の夕方には出発し、着実にゴールまで来たのでしょう。2着とは言え、自ら身の丈に合った方法で地道にゴールを果たしたという点では「金メダル」です。
干支の相場格言では「丑はつまずき」とされ、何かにつけて注意が必要な新年が始まりました。皆さまも年初の早い時期に、ご自身の資産運用における年間計画や投資方針を立て、身の丈に合ったリスクの許容度を再確認してみてはいかがでしょうか。
新型コロナとの共存、新常態という未知の経済環境に潜む不確実性(つまづきのもと)を正しく怖がりながらも、日本の昔話ばかりではなく、世界全体の経済成長を信じて託す「前向き資産運用」に取り組む一年にして頂きたいと願っています。(資産運用アドバイザー 本橋竜一)
【掲載新聞名】
2021年1月8日
伊勢新聞
2021年1月10日
東奥日報
2021年1月10日
熊本日日新聞他
A.2021年の干支は丑(うし)ですね。1月1日の朝に神様の元に1番から12番目までに来た者を、1年交代で動物の大将とする「十二支の由来」の昔話は有名です。
新年の初の出とともに、真っ先に現れたのは牛だったのですが、その背中に乗っていたネズミが「新年おめでとうございまチュー」と神様にあいさつをして一番乗りとなり、二番目の牛は「モウ!」と悔しがったとされています。
自らの歩みが遅いことを重々自覚していた牛は、事前に綿密な計画を立て、他のどの動物よりも早めの前日の夕方には出発し、着実にゴールまで来たのでしょう。2着とは言え、自ら身の丈に合った方法で地道にゴールを果たしたという点では「金メダル」です。
干支の相場格言では「丑はつまずき」とされ、何かにつけて注意が必要な新年が始まりました。皆さまも年初の早い時期に、ご自身の資産運用における年間計画や投資方針を立て、身の丈に合ったリスクの許容度を再確認してみてはいかがでしょうか。
新型コロナとの共存、新常態という未知の経済環境に潜む不確実性(つまづきのもと)を正しく怖がりながらも、日本の昔話ばかりではなく、世界全体の経済成長を信じて託す「前向き資産運用」に取り組む一年にして頂きたいと願っています。(資産運用アドバイザー 本橋竜一)
【掲載新聞名】
2021年1月8日
伊勢新聞
2021年1月10日
東奥日報
2021年1月10日
熊本日日新聞他